俺のコレクション【アコギ編】
MORRIS W-15 | GUILD D-35NT | MARTIN D-28 | MARTIN D-18 | MORRIS TF-50SP |
MORRIS W-18 | Cat's Eyes CE65 | K.Yairi DY-35 | GIBSON J-45/50 | YAMAHA LL-6JT |
MORRIS W-60 | S.Yairi YV-18 | MARTIN D-18 (1974) |
Cat's Eyes CE-1200M |
~♪MORRIS W-15について♪~
材質は全て合板でTOPスプルース,BACKとSIDEがトーグ、そして指板はローズウッド,NECKがナトーです。
音は良いです。もちろんオール単板の高級ギターのような「音の深み」はないですが、低価格のギターだって雑音が出るわけじゃなく、キチンとギターの音がしますから。この値段でこれだけの音が出れば立派でしょう。
単音を弾くと「コツコツ」とした感じの音がします(まあ、文字じゃわかんないでしょうけど)。コードを弾いても、各弦のバランスは良いと思います。さすがにポジションが変わると(ローポジション⇔ハイポジション)チョットきついですが、そりゃしょうがないでしょう。
~♪購入時エピソード♪~
このギターは '77の3月頃に町のレコード屋(たぶんメインはレコードを売っていたんだと思うんだけど、ギターも10台ぐらい天井から吊るして売ってた)で、定価¥15,000.-で購入しました。
このギターが僕にとって1台目のギターで、親に買ってもらったものです。
当時、ギターの知識が全然なかったので見た目で選びました。
お店の人が2台のギターを取り出して「どっちがいい?」って言うんで「こっち。」って言って、選んだものです。(確かもう1台の方はサンバーストだったなぁ。メーカーは覚えてないけど。)
~♪修理記録♪~
弦高が高く弾きにくかったので、ナットとサドルを自分なりに削ってなるべく弦高が低くなるようにしています。さらにロッドを目一杯廻して(順ゾリを直す方向へ)います。
~♪部品交換記録♪~
安いギターなんで、結構気軽に手を加えて部品交換なんかをしてます。
1)ピックガードを黒→べっ甲柄に変えてます。形は同じです。
2)ペグ(弦巻)をグローバータイプに変えてます(コピー品)。
3)モーリス製のPICK-UPを付けてあります(エンド・ピンが出力端子になってるやつ)。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:太さは普通だと思う。Vネックです。
重量:普通だと思う。
音量:小さくはないと思うけど、オール合板だから通る音ではないね。
・TOP,BACK,SIDEに関わらず、木目が揃っていてきれいです。まあ、そうゆうのが表に出るように貼り合わせているんでしょうけど。
~♪GUILD D-35NTについて♪~
今回このホームページに載せるんで調べて初めて知ったんだけど、このギターって'80製作だったのね。
買ったのが '82の1月だから、なかなか売れなかったんだね。でも、この頃のシリアルナンバーみると、結構台数作ってるんで人気はあったみたいだから、作りすぎちゃったって事かな?
現行の製品にはD-35NTはないけれど、中古品でたびたび見かけるから数は出ていたんでしょう。
材質はMARTIN D-18と同じでTOPスプルース,BACKとSIDEがマホガニーそして指板とブリッジはローズウッドです。が、音質は全然違うから生ギターはいいよなぁ~。
MARTINにはない、迫力のある重たいゴッツイ音がします(よく「ジャキジャキした音」って表現されてるみたいです)。
たいていの人が、「コードストローク向きの音だな」と思うような音質ですが、僕はフィンガーピッキングで弾いた時の音もとても好きです。
特に、買ってからもう30年以上経っていますので、「枯れた音」になっていてとても気に入っています。
値段は定価で22万5千円。
~♪購入時エピソード♪~
このギターは、僕にとって2台目のアコギで、'82の1月に㈱石橋楽器店にて購入しました。
実は僕は、違うギターを買おうと思って㈱石橋楽器店に行ったんだけど、なぜかこのギターを買ってしまいました。
あんまり覚えてはいないんだけど、おそらく割引率が高くて思ったよりも安かったんだと思う(始めに書いたけど、なかなか売れなかったから安かったんでしょう)。
まあ、買おうと思っていたギターもGUILDなんだけど、それもF-30NTってやつで材料の木は同じで、ただBodyが小さいの。
当時、ポール・サイモンが使ってて(古い!)「いいなぁ,欲しいなぁ」と思って買いに行ったんだけど、店員さんも「Bodyが大きい方が音も大きいからいいよ。」って言うんで、急きょその場で購入するギターをD-35NTに変更しちゃいました。
~♪修理記録♪~
ナットが欠けちゃったので、ナットの交換修理をしています。
買った時からヒビらしきものがあったんだけど、やっぱりヒビだったんだなぁ。
実際には1度じゃなくて2度修理に出してて、1度目は保証期間内だったんで無償だったんだけど、ナットにヒビが入ってるのが分からなかったのか、「音がビビる」って言って修理してもらったらサドルを高くされて、またそれでビビらなくなったもんだから僕も「弦高が低すぎたのか」と思っちゃったんだけど、やがて何年か後(これが結構もっちゃたんだよね)とうとう割れちまった。
今度はもう保証期間内じゃなかったんで、(有)カワセ楽器で修理してもらった。
最初に付いてたナットはプラスチックだったらしくて、牛骨の方が音が良いって言われたんで、今付いてるのは牛骨のナットです。
それと、弦の間隔が揃ってなかったようで、それもきちんと等間隔にしてもらいました。(オイオイ、ラフな作りだったんだなぁ。弾いてて分からない方も分からない方だけど。)
それに、弦高も低くなったし、本当に弾き易くなりやしたマル
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:ふてぇ!(とても太い。)
音量:でけぇ!(とても大きい。)
・表板の木目が細かくて気に入ってます。TopだけでなくBackやSideの見た目もきれいでよいです。
・サウンド・ホールから見えるラベルの色が青色なんですが、これは当時日本向けとして製作された物に付けられたラベルの色です。つまり、「日本の気候を考慮してある」という話でした。日本向けではない物には茶色のラベルが使われていました。
~♪MARTIN D-28について♪~
材質はご存知の通り、オール単板でTOPがスプルース,BACKとSIDEがローズウッド、そして指板とブリッジはエボニーです。また、いわゆる今で言うSQモデルになりますが、当時はまだAJモデルは存在していないので、言ってみれば全てがSQモデルという事です。
次にD-28の音についてですが、この説明が難しい。
一言でいうと普通。いや、天下のD-28に対して普通はマズイか。でも、多くのギターメーカーがお手本にするだけあって、本当に基準っていう感じ。クセがない。なんか、いい材料を使って腕のいい職人がキッチリ作り上げた逸品っていう印象です。
ですので、音の特徴は、ローズウッドとエボニーの特徴だと思うんですが、アタックが強く固めで、単音でもコード弾きでも力強い音がします。
もちろん、よく鳴ってボリュームもあり、サスティーンもあり、深みのある音がしますので、「普通」とは言いましたがオール3というよりはオール4という感じでしょうか?
ただ僕は偉そうな事を言うと、楽器は(楽器に限らず?)5があったり、4があったり、3があったり、あるいは2や1もあってオール5ではないけれどトータルで5みたいなのが好きなので(うわ、本当に偉そう)、そういう意味では「オール」だから感心はするし確かに良いんだけど、弾いてて今一つ面白くない(あ~あ、言っちゃったよ)。
でも、D-28は本当に基準だからね。買って後悔してないし、手放す気もない。
ずっと弾き続けようと思います。「今一つ面白くない」と言いながらそう思わせるところが、このギターの魅力であり魔力でしょうか?
これがスタンダードだ!やっぱり良いギターです。(フォローになってる?オーケー?)
それと真面目にフォローすれば、弾いているとあんまりよく分かんないんだけど、録音してみると音の存在感みたいなのはやっぱり流石なんだよね。
~♪購入時エピソード♪~
MARTINも、もうじきアジャスタブルロッドネックに移行するという話しを聞いたのでチョット無理をして新品を(有)カワセ楽器で購入しました(実際にはご存知のようにその後もAJモデル,SQモデルとして両方が生産されましたが)。
定価¥430,000.-!よく買ったよなぁ~。実際に買うまで「本当に俺はこれを買うつもりなんだろうか?」って自分でも確信もてなかったからね。買うと決めてお金を支払う時には、かるいめまいを感じたぐらいです。
購入時には、2台のD-28を試奏させてもらいました。下のD-18の所で「個体差が結構あって驚いた」っていう様なことを書いたんだけど、このD-28を買う時に試奏した2台がほとんど変わらなかったからなんだよね。なんでも当時(有)カワセ楽器は、選んで仕入れてるって(お店の人が)言ってたね。それなんで見た目で選びました。
試奏した感想は「GUILDと全然違うなぁ~。」っていう、まったくもって当たり前の感想です(笑)。音にしても、弾きごこちにしても。音に関してはGUILDはもう丁度鳴りはじめ出してた時期だし、MARTINは新品だし、材質も違うしっていう事で比べても違うに決まってる訳です。
~♪修理記録♪~
ボディ・バインディング剥がれの修理を2度しています。
この頃のは、バインディング剥がれが多そうですね。150周年記念モデルとかでも結構見かけます。
んで、このバインディング、材質はセルロイドなんですが、ギターの形どおりに曲線を成形して作ったものを付けてあるんじゃなくて、まっすぐの棒状のものを熱を加えて曲げながら付けてあるそうな。なので、経年とともに剥がれてきちゃうらしい。
2度目の修理の時はちょっと縮みが大きくて、ネックの所で5mm程埋めてます。ま、仕方ないですし、よ~く見ないと埋めてあるのはわからないです。
あと、バインディング剥がれの修理でも塗装をするんですね。知りませんでした。
雨の多い時期に修理に出すと、白濁防止の為に納期が少し延びることがあります。
皆さんも修理に出すなら、なるべく梅雨の時期は避けた方がいいかもしれません。もしかしたら、常識かもしれませんが…。
修理は2度とも購入先の(有)カワセ楽器でやってもらいました。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:普通かな。
音量:結構大きい。
・(有)カワセ楽器で購入したのでヘッドの裏にギャランティーのシールが貼ってあります(今も貼ってるのかなぁ)。
・さすがにだいぶヤケてきているし、オールドっぽい風格が出てきてて良いです。
・音は、いわゆる「枯れた音」になってきています。
一般的に「枯れたいい音」と言われますが、結構個性的な音になるので、(僕は好きですが)「あまり好きじゃない」って言う人がいても不思議じゃないと思うのですが、そういう声って聞かないですよね。
「枯れた」というといい感じに聞こえるかもしれませんが、聞こえ悪くまた極端に言えば「カサカサした音」になってると思います。
何度も言いますが僕は好きです。
~♪MARTIN D-18について♪~
材質はこれまたご存知の通り、TOPがスプルースでBACKとSIDEがマホガニーです(もちろんオール単板。・・・だよね?定価¥288,000.-もするんだから)。で、指板とブリッジはローズウッドです。
D-18の音の特徴は、アタックがマイルドで温かみがあり、そしてまた艶のあるところだと思います。甘い音がします。
そして、コードストロークで弾いた時にはカラッとした軽い感じの音がします(一般的にもたいていその様に言われています)。
BACK,SIDEがローズウッドのギターと比べると、マホガニーのギターの音色は個性的なので、「どんな曲にもオールマイティに」という訳にはいかないかもしれませんが、コードをアルペジオ風にバラして弾いたときの響きは天下一品だと思いますが、どうでしょう?
~♪購入時エピソード♪~
このギターは '99年の8月に㈱黒澤楽器店にて購入しました。
購入時には、3台のD-18を試奏させてもらいました。1台はSQモデル,あとの2台はAJモデルです。
SQ(スクエアロッドネック)モデルは、ネック内の鉄心によってネックのソリの調整はできませんが、
AJ(アジャスタブルロッドネック)モデルは、その調整が出来るものです。
日本製,外国製を問わずほとんどのギターメーカーは、後者を採用しています。
'84年ぐらいまでは、MARTINは全てSQだったのですが、今ではAJがメインでSQは特注品のような感じになってます(これは僕の感じで、実際に特注になっているのかは、定かではありません)。
SQモデルは当時、定価¥360,000.-と割り引いてもらっても明らかに予算オーバーだったので、「チョット触らせて」っていう感じで少しだけ弾かせてもらいました。見た目の木目なんかも良かったですね。
残りのAJモデル2台から選ぶようになるんですけど、ちょっと意外だったのは、結構個体差があった事です。具体的には、片方の音は線がやや細く高音域が少し強調されていたように感じました(もちろん、どちらのギターもいわゆるD-18系統の音だったんですけど)。また、ネックも細めでしたね(思うに、ネックの太さって音の太さにかなり影響があるんじゃないでしょうか?)。個人的には、僕が購入した方(上記の片方のギターではない、もう片方の方です)の音が好みでしたので、迷うことなくすぐに決まりました。
ただ、思いのほか個体差があったので、ほかにも何店か楽器店を廻ってみようかなとも少し思いましたが、このギターが気に入らない訳でもなかったので購入することにしました。
~♪調整記録♪~
MARTINって弦高が高めのような気がするんだけど、どうでしょうか?それでまた、弦の推奨ゲージがミディアムなんで、チトきつい。
あんまり長時間弾けないんだよね、ひ弱なもんで(T_T)。
それなんで、一度ゲージをライトにしたんだけど、やっぱり音に力がなくなる(特に低音弦)。で、思いきって自分でサドルを削りました。
そんで今、またミディアム張ってます。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:やや太め。
重量:軽い。(軽すぎないかぁ?と思うぐらい軽い)
音量:普通。
・表板に斑がたくさん(12ヶぐらい)ある(店員さんは「D-18は、どれもこのぐらいありますよ」って言ってたけどチョット気になる)。ただ、トラ目が少し入っていて、そこは気に入っている。
~♪MORRIS TF-50SPについて♪~
ハカランダのギターを1本、欲しかったんだよねー。
定価50,000円のギターでもちろん合板なんだけど。
僕の持っている当時のカタログにはネック材がナトーになってるんだけど、現物はマホガニーじゃないのかなー。ミスプリ?
品番に「SP」ってついてるでしょ。TF-50が裏3ピースで、ポジション・マークが6角形の貝模様なの。もしネック材がマホガニーだとすると仕様的には同時期に発売されていたM-50と同じ。ただ、カタログのコメントを見るとMシリーズは軽量化しているような事が書いてあったんで、実際にどちらも弾いた事はなかったんだけど僕としては、TF-50SPがいいなと思ってた。
そんでこれ一見すると裏2ピースなんだけど、よーく見ると4ピース?もしかしてこれが「サイド・ブック・マッチ」っていうやつかな?要はハカランダ不足なんでしょうけど。
まぁ、50,000円だからしょうがないか。
サウンド的にはチョットびっくり、っていうか意外。モーリスってもっと重たい音がするっていうイメージがあったんだけど(Wシリーズのイメージか?)。
意外だったんだけど、イイ。本当に。「こうゆう音もあるんだ。」っていう感じ。そんで、僕自身「こうゆう音も好きなんだ。」って知った。
カタログにTFシリーズのコメントとして「クリアで歯切れのよいサウンド」って書いてあるんだけど、まさにそんな感じ。音質的には固めで、バランスがいい。まだあまり弾きこんでないせいもあるとは思うけど、弾きこんでもいわゆる「激鳴り」するような音じゃなくて上品な感じがする。
そしてこのギター、胴鳴りが凄くて驚いた。基本的な音の感じは、クリアで高音が強調されているようなんだけど、低音はこの胴鳴りで得ているような感じで、僕の印象としては中音域が抑えられた独特な音だと思ったけどTFシリーズはみんなこうゆう傾向なのかもしれない。
コード・ストローク向きでしょうか。でも、フィンガー・ピッキングでもとてもイイ感じです。
それでこの音質が、ハカランダによるものなのかどうかは僕には分かりません。
だいたい合板で、材質の違いが音に現れるのでしょうか?とりあえず目に見える表になる木はハカランダですが、中に挟まっているのはハカランダじゃないよね?…?…?
~♪購入時エピソード♪~
このギターは、ヤフオク(Yahoo!オークション)で2001年8月に落札した中古品ですが、状態は非常に良く、新品同様です。
前々から「欲しいなー。」とは思っていたギターですが、モタモタしているうちにモーリスはTFシリーズを作らなくなってしまったので、諦めかけていました。
しかし、程度のいい中古を手に入れる事が出来てラッキーでした。
~♪部品交換記録♪~
モーリスの規格なのか精度の問題なのか分からないのですが、ナットの溝きりの間隔が気に入らなくて(1~2,2~3弦の間隔がやや狭くて、気を許すとすぐに隣の弦に指が当たってしまうので)ナットを交換してあります。
はじめ自分で交換してみたのですが、うまくいかなかったので(有)カワセ楽器にお願いしました。牛骨にしてみました。
それと、サドルも牛骨に変えました。これは自分でやりました。
ナット,サドルを牛骨に変えると、やはり結構音変わりますね。ちょっとビックリする程度に豊かな音が出るようになりました。もちろん、どのギターでも必ずそうゆう効果があるとは断言できませんが、興味があったら交換してみたらいかがでしょうか。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:うす(薄い)。
音量:まだ鳴らん。
・ハカランダの木目があんまり強く出ていないんで、もうちょっと「ハカランダぁー」っていう感じの木目のほうが良かったかな?
・ネックが薄いんで、ネック・コンデションが心配なんだけど大丈夫なんだろうねぇ?
~♪MORRIS W-18について♪~
材質はW-15と同じですね。
TOPスプルース,BACKとSIDEがトーグ、そして指板はローズウッド,NECKがナトーです。
「なんで同じモン買ってんねん!」って言われそうですが、まぁ、W-15は弦高が高くて実用的でないので、気楽にいろいろイジれる安いギターが欲しかったっていう事ですね。
音は、やっぱりこの頃のギターらしく厚みのある音がしますね。
弦振動をキッチリ木が受けとめているような感じです。
うん、なんかやたら音色は気に入ってます。
締まった低音と生意気にも(?)高音にキラキラ感があります。
最近の低価格帯のギターでは出ない音だと思います。
てか、はっきり分かりませんが、80年代前半頃までのギターと最近のギターってなんか根本的なというか基本的な音響理論(?)が違っているような気がします。
最近のって、ギター全体がよく振動するように作ってありますよね。
それはそれで僕もイイ音だとは思いますけどね。
なんか分かりやすいイイ音(?)っていうんですかね、あっ、分かりにくいですか?
~♪購入時エピソード♪~
えーっと。これもヤフオク。(笑)(2001年8月落札)
安かったですよぉ。でも、ジャンクってヤツでしょうね。(そう書いといてよ、出品者殿(T_T))
汚かったですね。写真を見ても分かると思いますが、実物はさらに汚い。そして最初届いた時はもっと汚い(笑)。
焼けとシミとなんかよく分からない汚れ。「アララ~、ヤラレちゃったかな?」って思いました。(^o^)v
あとは…ウ~ンと…、箇条書きにします!(笑)
①ペグを留める木ねじが効かなくなってる。(ペグは取り替えるつもりだったんでこれは O.K. )
②ブリッジ・ピンがなぜか白と黒がゴッチャ。(個人的にはこうゆうのも嫌いじゃないから O.K. )
③2F1弦の下あたりにキズがある。弦の真下じゃないんだけど、たまにちょっと引っ掛かる。(フレットが減ってくれば O.K. かな?)
④サドルを変えてあるらしいのだが、買ったまんまの四角い物を適当な長さでへし折っただけのものなので高さが高すぎ。
(サドルはヤスリで加工出来そうだから O.K. )
…てなところですかね。とりあえず、手をくわえれば弾けそう。…なんで O.K. !(^^;)
~♪部品交換・調整記録♪~
とりあえず弾けるようにしないと、という事で㈱石橋楽器店でペグを購入。
基本的には、W-15に付けたグローバータイプのロトマチックペグなんですが、何を思ったかロック・ペグを買っちまいました。
GOTOH製のMAGUNUM LOCKってヤツです。普通のとあんまり値段が変わんなかったんで、買ってみました。ペグの穴に、普通に弦を通して、普通に廻すと、あら不思議、弦が勝手にロックされます。もう、弦の巻きが一回転もしないうちにチューニング完了です。おっ、スゴイ!でも、アコギにロック・ペグなんて要らないと言えば要らんのですがね。一応、僕はこれで満足(笑)。
で、次はサドルを削って調整。
じゃぁ、ヤスリでギコギコ…。「ん!?この匂いは、…。えっ?マジ?これ牛骨じゃん!」つー訳で、なんと牛骨のサドルだったのね。
それと、ナットの溝も少し削って、ロー・ポジションが押さえ易くなるように弦高を下げてます。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:Vネック。太さは普通。W-15よりは、しっかりしてそう。
音量:まぁ、普通じゃないのかな。
・ばっちいけど、音色は好き。合板の音には違わないんだけどね。
~♪Cat's Eyes CE65について♪~
TOPはスプルース単板,BACKとSIDEがローズウッド合板です。
外観の特徴は、【ヘリンボーントリム】【べっ甲柄のピックガード】【ポジションマークがスノーフレーク】【ロングサドル】【ヴィンテージ・グローバータイプ・ペグ】といったところでしょうか。
(ヘリンボーントリムは写真じゃちょっと判らないね。もち、コイツのは本当の寄木細工じゃないよ。)
特に、【ヘリンボーントリム】【ポジションマークがスノーフレーク】っていうギターが欲しかったので、このCat's Eyes CE65を選びました。
それに「Cat's Eyesのギターも1台欲しいな。」とも思っていたので、ちょうどCat's Eyesにこのようなギターがあってよかったです。
音質は、指弾きの時には、合板と言えどもローズウッドのくせに、音の立ち上がりがマホガニー系の感じで、サスティーンのある甘い音がします。ちょっと「らしく」ないです。
しかし、どうゆうわけかフラット・ピックを使ったコード・ストロークの時には、やけに硬い音がします。なぜでしょう?
ただ単に僕の弾き方のせいかもしれませんが…。
それでも、まだ新しいので、これから弾きこんでいって、どんな音になっていくか楽しみです。
~♪購入時エピソード♪~
楽器店を何店か廻りましたが、どの店にも在庫がなかったギターです。
ですので、試奏もしないで取り寄せてもらって買ってしまったものです。
まあ、外見で選んだギターだし、Cat's Eyesなら悪い筈もないと思いましたし...。
購入は、2001年10月に㈱石橋楽器店にて、です。
取り寄せをお願いして、後日メーカー在庫の有無の連絡があったんだけど、その時に在庫が少ないって言ってた。
他のメーカーもそうなのかもしれないけど、まとめて作っておくんだって。
だから、作っておいた分がなくなると次回の製作まで物が全くなくなるらしい。
製作年は、シリアルナンバーが00~なのでたぶん2000年だと思います。
~♪調整記録♪~
調整なんていう大げさな話じゃないんだけど、弦のゲージを変えてます。おそらく購入時に張られていた弦はライトゲージだったと思うんだけど、それをミディアムゲージにしました。
変えた理由は、ミディアムの方が音が力強いし、ライトだと弦の張力がちょっと弱くてコードを押さえる左手にはいいんだけど、ピッキングの方の感触がやわらか過ぎてフォームが安定しないので。
弦長はマーチンのDタイプと同じ(25.4インチ≒645mm)なんだけど、この弦長だとやっぱりミディアムゲージが良いみたい。もちろん人それぞれだけど。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:やや太め。
(最近のアコギって、機種にもよるんだろうけど、エレキから持ち替えた時にあまり違和感がないようにとかで、ネックの薄いギターが結構あるよね。僕はどうもコードが押さえにくいんで薄いネックはイヤなんだけど、そのうち慣れるんかな。)
重量:これが普通の重さでしょう。
(最近のアコギって、機種にもよるんだろうけど、軽いと鳴りやすいとかで、軽いギターが結構あるよね。僕はどうもよく鳴るというよりもむしろ音がペキペキするような気がしてイヤなんだけど、気のせいかな。)
音量:鳴るようになってきた。
でも、なんだろう?「鳴る」というよりも「音が大きい」という感じ。う~ん、これで音のニュアンスが伝わるだろうか?
・目の詰まった表板を使ってる。単純に「良い木を使ってる。」とも言えないかもしれないけど、見た目に僕にとっては、◎。
・BACKとSIDEのローズウッドがまるで絵に書いたような木目(木目というより木柄という感じ)で、なんとなく不自然な気がするんだけど、これって新しい技術?
・弦高が僕の他のギターと比べると低めで、「こんなに低くてもいいんだぁ。」と思った。やっぱり弦高が低いと弾きやすいね。
~♪K.Yairi DY-35について♪~
BACKが3ピースになっている、いわゆる「MARTIN D-35のコピー」です。型番からしてコピーです、と言ってるしね。
僕はMARTINのD-35を弾いたことがないので、音的にどの程度コピーされているのかはわかりませんが、僕の持っているD-28と比べてみると、全体的に落ち着いた音で、長い時間弾いていても疲れない音です。
特にD-28は低音がガンガンきますが、このギターは程よくマイルドで気持ちのイイ音だと思います。そして、オール単板の深みのある音が楽しめます。
K.Yairiのギターには以前から興味はあったのですが、ハンドメイドのせいでしょうけど、国産にしては価格が高めなのでちょっと買うまでには今まで至りませんでした。
しかし、価格相応のキッチリとした作りでハンドメイドならではの雰囲気のある良いギターだと思います。
'95年当時の値段は知らないのですが、現在(2002年)の定価は¥200,000.-ですね。
このギターは中古で買ったものですので、すでに音も鳴ってきているし、TOPもいくらかヤケてきていてとてもいい感じです。
~♪購入時エピソード♪~
また、ヤフオクで買っちゃいました。2002年6月の購入です。
BACKがローズ3ピースというギターが欲しくなり、まぁ、買うかどうかはまだ迷っていたんですが(なんせギターありすぎなんで)やっぱり買ってしまいました。
何故欲しくなったかというと、ただ単に「BACKがローズ3ピースというギター」を持っていなかったからです。もう、プレイヤーというよりもコレクターになりつつあります。はははは…(^^;)。
あと、ブレーシングがスキャロップというギターも持っていないので、初めはマーチンのHD-35なんかいいなぁ~(ヘリンボーン・バインディングだし)なんて思っていたんですが、高い!(定価44万円)ムリ、ムリ、ムリ、ムリ。
…ということで、じゃぁ~HDじゃなくてマーチンのD-35。でもまだ、高い!(定価36万円)ムリ、ムリ、ムリ。
…で、ちょっとあきらめかけていたところに、このK.YairiのDY-35が…。それでも新品じゃ買えなかったけどね。
K.Yairiには興味があったし、オール単板だし、という事で入札。でも、K.YairiのDYシリーズってあんまり人気ないんかな?(やっぱり高めだからかな?)入札したの僕だけだったんで、開始価格で落札出来ました。まぁ、そんなに安い開始価格ではなかったんですが…。
状態は良いです。さすがに無キズではないけど、7年前の物にしてはキレイだと思う。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:薄め。
音量:まずまず。これから、まだ鳴るようになるかも。
・木目は細かめできれいに揃っていて気に入ってます。外国のギターに比べると国産のギターって木目きれいだよね。やっぱり日本人は見た目を重視するという事だと思うんですが…。
・当然といえば当然だけど、雰囲気はもうマーチンです。
~♪GIBSON J-45/50について♪~
どうですか?…これ。
チョーーー不評な、70年代ギブソンです。(笑)
で、このギブソン、ヘッドの裏にJ-45/50って書いてあるんだけど、サンバーストだからJ-45だよね。なぜでしょ?やっぱ、ナチュラルのJ-50とどっちにでも使えるようにでしょうかね?
う~ん、…合理的だ。
そんで、70年代ギブソンが不評な理由なんですが、ギブソンJ-45/50って、70年頃に大きく仕様変更をしてるんですよね。
大きな変更点は…
①ラウンド・ショルダー→スクウェア・ショルダー
(ボディの形が、なで肩の形からいわゆるマーチンのDタイプの形になった)
② アッパー・ベリー・ブリッジ→ボトム・ベリー・ブリッジ
(逆さに付いていたブリッジが普通になった(笑)。それに伴い、弦長も長くなってる。)
①②は見た目の変化でもあるんですが、やはり音にも影響している筈です。「筈」というのは実は僕は70年代のギブソンしか弾いた事がありません(^^;)。要は、見た目も音もギブソンらしさが薄れてマーチン寄りになってしまった、という事だと思います。
③ダブルXブレイシングの採用
(バッテン二つのブレイシング)
おそらく最も評判がよくないと思われるのが、このダブルXブレイシングです。こいつが表板をガチガチに固めて鳴らなくしている、という事になっています。
おおよそ、こんなトコロでしょうかね。もう他の年代の物とは別物ってカンジですね。
だから普通、ギブソンが欲しくて買おうとする人は、まず70年代は買いませんっ!
んじゃあ、なんで僕は70年代ギブソンを買ったのか、というと…、
カッコイイからです(^^ゞ。
というか、他の年代のJ-45の形が嫌いなんですよね。
まぁ、単に好みの問題なので、逆に70年代のJ-45だけはイヤだっていう人もそりゃいるでしょうがね。てか、そういう人の方が多いんか。(笑)
具体的には、まず、ラウンド・ショルダーがどうもイヤなんですよねぇ。あと、アッパー・ベリー・ブリッジも抵抗があるし、弦長が短いのも好きじゃないんです。それに、丸っこいペグもなんかねぇ~。
つまり、70年代以外のギブソンJ-45/50の特徴的な外見が嫌いなんですね(笑)。僕はだいたいが70年代の人間なんで、僕としてはギブソンといえば70年代なんです。結局は、そんな年齢によるところが大きいだけかもしれません。
こんな外見のことばかりを言っていると「見た目だけで、音の方はどうでもいいのか!」って言われそうですが、音ねぇ~、そんな難しい事いわれても…(笑)。
ただ、ダブルXブレイシングが鳴らなくしている、という悪評についてですが、…どうなんでしょうかねぇ~。
僕の70年代J-45は、固めの音でザクザク(?)よく鳴ってるけど。
そしてそれは、マーチンの音でもギルドの音でもないですから、ギブソンの音だと思います。
でも、本当に他の年代のギブソンを弾いたことがないので、他の年代の物と比べてどうか、ってことは分からないですけどね。
なんつったって(なんて言ったって)、他の年代のギブソンに全然興味ないんで(笑)。
まぁ、それでも、ダブルXブレイシングっていうのは印象悪いですよね。鳴らない感じがしますもんね。
実際、鳴らない70年代ギブソンもあるとは思いますが、個体差だと思うなぁ~。他の年代の物でも鳴らん物はあるでしょ。
けど、比率的に70年代物は鳴らないのが多いのかもね。←ダメじゃん(笑)
あ、でも、そんな評判の良くないダブルXブレイシングですが、あの科学の粋を集めて楽器を作っているようなヤマハだって、ある一部のモデルにはこのブレイシングを採用してますからね。そんなに悪いって事はないと思うけど…。
~♪購入時エピソード♪~
はいはい、ヤフオクですよぉ~(?)。(2003年8月落札)
やっぱり、ギブソンも欲しかったんですよねぇ~。上に書いたように悪評の高い70年代ギブソンですが、僕としては「鳴る鳴らない」より「70年代のギブソンJ-45(タバコサンバースト)が欲しい」だったから、「鳴らなきゃ鳴らないでしょうがないや!」ってことで、ヤフオクで落札しちまいました。
でも、安く、比較的状態が良く、よく鳴る、70年代J-45が手に入れられて良かったです。ちょっと残念なのは、ペグがオリジナルではない事ですかね。まぁ、形的にはメタルノブのクルーソンタイプなので「よし 」としました。
それで、手に入れてはじめて知ったんですが、ネックはメイプルの3ピースネックなんですね。イイじゃないかぁー!いや、なんとなく。ハギレのイイ音がしそうだし、メイプル3ピースネックのギター持ってなかったし、…(^^;)。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:当時の物としては薄めなような気がする。
音量:普通に鳴るでぇ。
~♪YAMAHA LL-6JTについて♪~
材質は、左の写真の中に書いてある通り、トップ:スプルース単板,サイド・バック:パリサンドル,フレットボード:パリサンドルです。そして、ネックはマホガニーです。
※「パリサンドル」という名称は、むかしヤマハが使っていた名称ですが、要は「インド・ローズ」の事のようです。
その他の主な特徴は、LL独自のボディ形状とスキャロップ・ブレイシング(10本)、それにティンテッドカラーでしょうかね。
※現行のモデルのブレイシングは、ノンスキャロップ(8本)になっています。
音的には、これがヤマハ・サウンドってヤツでしょうかね。
クリアで、強めに弾くと高音が「パリンッ」みたいな音がしますね。
透明感のあるガラスのような音とか言われていたと思いますが、「ガラスのような音」とか言われてもよく分からないなぁ、と思っていたんですが、実際に弾いて音を聞いてみると、なるほど「ガラスのような音」だなぁ、と思いました。(?)
音質は、モーリス(TF-50SP)にも似ている気がしますが、高音にパリンッ感があるので、モーリスよりもワイルドに鳴ります。
そういったワイルドさやパリンッ感は、LL独自のボディ形状とスキャロップ・ブレイシングからきているのかもしれません。
~♪購入時エピソード♪~
ヤフオクで2003年の12月に手に入れたギターです。
このギターを選んだ理由は、ヤマハ製でブレイシングがスキャロップだったからです。
そう、つまり例によって、ヤマハのギターもスキャロップ・ブレイシングのギターも持っていなかったから、つー事です(^^;)。
それと、ヤマハのアコギを購入するのに、一つこだわった事があります。
それは、96年以前のモデルである事。
これは、カタログ上、サイド・バック・指板・ブリッジの材質がパリサンドルになっているからなんですが(97年以降はローズウッド)、まぁ、上でも書いたように、おそらくは表記の違いだけだとは思うんですけどね…。
モデル | カタログ年 | 表板 | 裏・側板 | 棹 | 指板・下駒 |
---|---|---|---|---|---|
LL-6JT | 1996 | スプルース単板 | パリサンドル | マホガニー | パリサンドル |
↑ | 1997 | ↑ | ローズウッド | ↑ | ローズウッド |
↑ | 2001 | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ |
↑ | 2002,04 | ↑ | インドローズ | ↑ | インドローズ |
でもね、この97年って、あのハカランダがニュー・ハカランダに変わった曰く付き(?)の年でもあるんですよねぇ~。
どうでしょ。そうなると、パリサンドル→ローズウッドも「なんかあるんじゃないか?」って思いますよねぇ?なんもないかもしれませんがね。
…んで、96年以前にこだわったの。(ハハハ…)
~♪調整記録♪~
ナットとサドルを削って、弦高を下げてます。
まぁ、それだけなんですが、ナットの溝を削ってる時、ほんのちょーっとナナメに力を入れたら、6弦の外側のナット、欠けちゃいました。(>_<)
なんとか弦は、外れずに乗っかってるんで、ふつうに弾けますが、やはり欠けた瞬間はハッとして、固まりました。(笑)
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:普通。
音量:フツー。
・見た目は新品同様でキレイ。が、しかし、裏を見ると、…白濁…。ウッ、ちょっとショックです。(T_T)
・お尻の辺りがDタイプに比べて少し大きくてカッコイイし、右肘でギターを固定し易くていいカンジです。(^o^)v
・フレットが高めで押さえやすくていいけど、ネックを握って滑らすとフレットが手に当たってチョットびっくりするぐらい痛い。演奏する時は握り方が違うから問題ないけどね。
~♪MORRIS W-60について♪~
これは、TFシリーズのW-60で、尚且つサイド・バックにハカランダを使っているヤツです。
間違えなくそうであるかどうか確信はありませんが、たぶん1Fと17Fにも6角メキシコ貝のポジションマークのあるW-60は、サイド・バックがローズだと思います。
※追記
1Fに6角のポジションマークのあるW-60で、サイド・バックがハカランダのものがあるそうです。メールにて、該当モデルを所有の方からご指摘を頂きました。
定価5万円前後のアコギというのは、「ローズ or ハカランダ」「トップ単板 or 合板」のボーダーになっている価格帯で、おそらくコストの調整がとてもシビアなのでしょう。製造年により頻繁にスペックが細かく変更されている価格帯だと思います。
もし、「ローズ or ハカランダ」「トップ単板 or 合板」に拘るのであれば、現物を確認できれば良いのですが、ネットオークション等通販で購入する際には、ネット上に記載されている文字による情報だけでなく、写真を十分に確認した方が良いと思います。
「ローズ or ハカランダ」:通常のローズ(?)となら、写りの良い画像だったら、木目で判別可能でしょう。でも、ローズウッドもいろいろ種類があるので、特に当時だとコーラルローズとの判別は難しいかも。また、近年ではもっと多種類のローズ系の木材が使われているようなので、見た目での判別はちょっと無理かも。
「トップ単板 or 合板」:サウンド・ホールの切り口で大抵は判別可能でしょう。この写真はあまりアップされていないと思うので、先方に頼んで送ってもらうようになると思いますが。
んで、音ですが、「なるほどねぇ~」っていう感じです。(?)
あ、いや、TF-50SPのトコで「独特な音」って書いたんですが、やっぱそんな感じのする音です。つまり、「TFシリーズの音なんだなぁ~」と思いました。それでも、過渡期というか、TF-50SPほど強烈な特徴のある音ではないですが。
弾いていて、気持ちのいい音だと思います。音質は硬めですね。
~♪購入時エピソード♪~
2004年10月にヤフオクで手に入れました。モチ、中古です。
僕は、ポジションマークに貝を使ったりしているようなハデめの装飾がされたギターはあんまり好きではないのですが、まぁ一本ぐらいは欲しいな、ということで。(笑)
たぶん、現在は低価格のギターでこういった装飾のされているモノって少ないですよね?
どんどん減っていくと思ったので、今のうちに買っておきました。やはり見とれますね。でも、本物の貝を使ったものよりニセモノの方がキラキラしてたように思います。
このモデルを選んだのは、トップが単板でサイド・バックにハカランダを使っているという事と弦の標準ゲージがミディアムだったからです。実際には僕はこのギターにはライトゲージを張っていますが、ミディアムに耐えられるように設計してあればネックが順ゾリしにくいかな、と思ったからです。
前オーナーは結構弾き込んでいたようで、それ相応のキズ等はありますが、弦高など調整されていて弾きやすいです。
中古を買う時には、見た目の程度の良し悪しが結構気になると思いますが、幾らかキズがある方がそれだけ弾かれていたという目安になって、そーゆーギターは調整されていて弾きやすい物が多いようにも思います。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:普通。
音量:そこそこ?
・やっぱり、この頃のアコギの「木を鳴らしにいく」感じがいいですが、木の質があんまり良くないのか、硬い音ですね。そーゆー音作りなのかもしれないんですが…。
~♪S.Yairi YV-18について♪~
やはり、このクラスだと中国製になりますね。中国製は仕上げが粗いっていう話をよく聞いていたので、ヤフオクで購入したのですが、届いたらすぐにざっと見てみました。
とりあえず塗装が剥がれてましたね。(爆)
「これが made in China かっ!」って思いましたが、たぶんこれ、事故のような気がします。
クレーム入れれば交換してくれたと思うんですけど「ま、いいか。」と思って取っ換えてもらわなかったです。表板の端っこが少し剥がれてんですよね。
あとは、裏にほんの少し白濁みたいに見えるトコがありますね。塗装ムラなのかな?
んで、一番ビックリしたのが、ピックガード。これ、ハンド・メイド?(笑)
いや、まじで。曲線がキレイにとれてないんですよね。そりゃもちろん、よく見ないと判らない程度なんですけど。
ん!?写真でも判りますかね、カクカクしてるの。(ーー;)
ピックガードのカットって、機械でやるより人手でやった方が、コストかかんないのかぁ?中国って。???
その他には特別仕上げが悪いと感じたトコはなかったですけど、やっぱり日本製よりも品質管理があまいのでしょうかね。
音は、う~ん、たぶんこれが今のアコギの音なんだと思います。
騒々しいぐらいよく鳴ります。(笑)
音はブライトで、各弦の分離が良くて、高音と低音がよく出るいわゆるドンシャリです。
僕的には極端に言うと、アコギの音というよりもエレアコの音に近いように感じました。(^^;
うん、エレアコをアンプで鳴らしたような音。つまり、音質は良いですよね。ただ、音色がねぇ~。…音色が、ないっ!(笑)
オール単板のマホボディなのに、マホの音しないんですよねぇ。
ま、でも、可能性として、マホと言っても、見た目にも時期的にも価格的にもホンジュラスとかアフリカンとかジェニュインとかの筈ないでしょうから、もしかするとこの音がこの自称マホガニーの音かもしれんですがね。(笑)
その上、他メーカーなら大抵自社独自の「色」をつけると思うんですが、S.Yairiって、それもないんですよね。要は、味も素っ気もない。(笑)
なんか、今のアコギって、アコースティック・ギターと言いながら、音が全然アコースティックじゃないような気がするんですが、気のせいでしょうか?この価格帯のアコギだからかな?20~30万するアコギならきちんと木の音がするのかなぁ?
それとも、もしかして、もうアコースティック・ギターは無くなったのでしょうか?
~♪購入時エピソード♪~
2005年10月製造のギターのようですが、購入したのはヤフオクで2006年7月です。
このギターは、オール単板のマホボディとエボニー指板の組み合わせってのが欲しくて買ったものです。
ま、あとはS.Yairi持ってなかったし…。(^^;
定価は税込み10万円ぐらいですが、実勢価格が5万円ぐらいですので、この価格でオール単板なら安いと思って買いました。
~♪調整記録♪~
今のところ何も弄っていないですが、今後ナットとサドルを削って、弦高を下げるかもしれません。。
~♪その他の特徴,印象♪~
Neck:
「ネックの形」変わってますね。うん、でも、今の主流なのかな?
ネックのテッペンを潰してフラットにしたような感じで、特にバレー・コードがロー・ポジションからハイ・ポジションまでとても押さえやすいですね。
要は、親指がしっくりと固定できます。ああ、C シェイプってやつかな?
あと、フレットが高めで、これもコードが押さえやすい要因だと思いますが、弦高は少し高めなので、少し下げた方がいいと感じる人もいると思います。でも、この程度の弦高を基準としているメーカーもありますね。このフレットの高さとか弦高の感じは、ヤマハのアコギに近い感じがしました。
ちなみに、フレットが高いと音の立ち上がりが良くて、輪郭のハッキリした音が出るので、いわゆる「キレイな音」に聞こえますね。
それに対して、フレットが低いとアタックがマイルドでウッディな音になる傾向にあると思います。マーチンとかモーリスとかキャッツ・アイとかがそんな感じかな?ま、同じメーカーでも時期とかモデルによって変えている可能性大ですが。
音はフレットが低い方が僕の好みなんですが、やっぱりチョット押さえにくいんですよね。
1,2弦の1,2フレットとか。特に、フレットが減ってくるとシンドクなりますわ。
音量:うるさい。(笑)
・新品の(近年の)アコギを買おうと思ってる方にはおススメですが、やはり「昔のアコギ」とは作りが違います。
個人的には、「昔のアコギ」のような作りのアコギを、今のアコギに求めるのは「無理かな!?」と思っています。
~♪MARTIN D-18(1974)について♪~
えっと、ごく普通の70年代オールマホの D-18 です。
音は、マーチンなので(?)これといった特徴のない素朴な音色ですが、近年のアコギとは異なる芯があって厚みのある70年代のアコギらしい音がします。ま、当たり前ですが。w
何年も弾いていなかったせいか、そもそもあまり弾かれていなかったせいか、音が硬くて伸びない、特に2弦の開放は音詰まりみたいな感じでしたが、一年ぐらい弾き込んでようやく鳴るようになってきました。でも、思ったよりも甘い音はしないですね。
今の若い人たちに、こんな古い70年代アコギとか購入しようとする人がいるのでしょうかね?
どんなイメージで何を求めているのか分かりませんが、僕なりの考えというか感想を言わせてもらえば、よく言われるように近年モノとは別物だと思います。
なので、近年モノと比べて音の良し悪しを語れるようなものではないと思います。古いアコギに興味があって購入するというのなら良いと思いますが、単純に古いものが音が良いわけではないです。ただ、音は違います。要は、その時代にあった音なんだと思います。演奏しようと思っている音楽の年代のアコギが一番しっくりくると思います。
いわゆる「キレイな音」という意味では近年モノの方が「キレイな音」がすると思います。ま、「キレイな音」っていうのも人によって違うのでしょうけれども。昔のアコギは、アコースティックな楽器としてアコギを作っていたと思うので、特に高額なアコギは「キレイな音」とか「良い音」とか言うよりも「スゴイ音」がします。w
試奏してみればすぐにわかる?いや、短時間じゃ分からないと思います、購入して弾き込まないと。なので、興味があるまたは当時の音楽の演奏に使いたいというのであれば、検討,購入はアリだとは思いますが。
~♪購入時エピソード&修理記録♪~
これ、もうだいぶ前にヤフオクで手に入れていたものです。調べたら、2009年1月に手に入れていました。w
でもね、弦高が高すぎて弾けなかったんよね。んで、そのまま放置。約9年後ようやく茶水のウッドマンで修理してもらいました。
修理内容は、ネックの順反りの直し(指板を削って直してます)と元起きの直し(ネックのリセット)、それとナット交換です。あ、指板を削っているので、フレットも交換しています。全部で55,000円ぐらいかな。他は大丈夫です。キズはありますが、クラックはありません。ピックガードも手に入れた時にすでに塗装の上に貼ってありました。
弦高は、当時の標準ぐらいで、今にしては高めですね。最近は、自分で弦高を低く加工した国産アコギを弾いていたので、慣れるまでチョット時間がかかりましたわ。
~♪その他の特徴,印象♪~
ペグはグローバーで、ケースはブルーケースです。
ブルーケースはヤケとかシール跡とかあって綺麗ではないです。てか、汚ないです。w
~♪Cat's Eyes CE-1200Mについて♪~
Limited Production Model ってヤツですね。シリアルの下2桁が78の1978年製です。当時定価12万円のギターなので、良くないわけがありません。
ネックはホンジェラスマホガニーのようです。
ペグは、グローバーではなくクルーソンです。付け替えたようなことは言っていなかったので、元からクルーソンだと思います。'78年製でグローバーのものもあるようなので、'78年の途中で変更になったのかもしれません。グローバー→クルーソンの変更です。'80年のカタログには「クルーソンタイプ」と明記されています。
個人的にはペグは、クルーソンタイプよりもロトマチックタイプの方が好きなのですが、このギター、重量が2.0Kgとやや軽めなのでクルーソンタイプの方がバランスが良いかもしれません。バランスというのは単に重量バランスのことですが。
音的にはもう、東海楽器の作ったマーチンコピーですから、マーチン同様に木材の音を素直に発音していると思います。
あ、それと、このギター、マーチンの名前も入ってんのね。↓
Cat's EyesCF Martin & CO.
japanese Counterpart
だって。
~♪購入時エピソード♪~
2009年4月にヤフオクで手に入れました。
上の S.Yairi YV-18 がイマイチだったので、良質のオール単板マホボディ&エボニー指板のギターが欲しくて買っちゃいました。
~♪その他の特徴,印象♪~
写真を見ても分かるかと思いますが、状態がとても良いです。
あと、見えませんが、ネックヒールにストラップピンが付いています。前オーナーが付けたのだと思います。