「ギターと言えば→Fコード、Fコードと言えば→難しい、難しいので→挫折→や~めた。」って、結構多いのかな?
僕の場合は、「F」にいく前に挫折したね。「G」と「B7」。いずれもバレーコード(※1)じゃないオープンコード(※2)の方だよ。「F」が難しいって言うのは聞いてたけど、「G」とか「B7」って聞かないんで、「コリャ俺は、全然ダメだな」と思って。それでも6ヶ月ぐらい練習してたかな。その後、パッタリ。
ところがある日(1年後ぐらい)、なんとなく「チョット弾いてみようかなぁ~。」と思って、弾いてみたら、な、な、な、なんと!「F」が押さえられた・・・ワケがない。←オチが見えたでしょ。
でも、そのときは全然ダメっていう感じじゃなくて、練習すれば押さえられるようになる感じがしたんだよね。
最初の時は、ムキになって練習してたから、握力低下してて押さえるのが辛かったのかもしれない。
まあ、それからはあせらずに地道に練習して押さえられるようになったんだけど、ポイントとしては、
1)ネックの裏側の親指の位置が結構大事だから、自分なりに「ここが良さそうだ」という位置を一度きちんと探した方がいいと思う。
2)むやみに力を入れて押さえようとしないで、各指の力の配分が大事なので、始めは落ち着いてゆっくりとバレーコードの感覚になれるようにしよう。(2,3フレットにカポを付けると押さえやすくなるから、そういった事で感じをつかむのもいいかもしれない)
3)毎日練習をしていれば人さし指の内側が弦になじんでくるし、硬くもなってきてだんだん押さえられるようになってくる。
4)あとは、ギター自体の問題だけど、初心者でもなるべくいいギターで(それなりの値段のギターで)練習した方が良いと思う。あんまり安いギターは弾きにくいものが多いから。初心者だと、うまくコードが押さえられないのが、「練習不足だから」なのか「ギターが弾きにくいから」なのか判らないでしょ。もしギターのデキの悪さが原因でコードが押さえられなくてなかなか上達しないんじゃツライからね。
実は僕の場合、これが大きな原因で一度挫折したんだと思う(1台目のギター MORRIS W-15 定価¥15,000.-也)。だから、「~地道に練習して押さえられるようになった~」って書いたけど、2台目のギターを買うまではやっぱりコード押さえるのキツかったからね。それでもギターって「そんなもんなんだろう」ぐらいに思ってたから、2台目を買って初めて、1台目のギターが特別弾きにくいものだったんだって事に気がついたんだ。
※1---バレーコード:人さし指をねかせて全部の弦を押さえるコード(押さえ方)。
※2---オープンコード:開放弦を含むコード(押さえ方)。