'13/08/19

ナットの溝を削るには、とりあえず上のような2種類のヤスリがあればなんとかなります。もっと何種類も使ったり、専用のヤスリなんかもあるようですけどね。まぁ、そこそこ上手くいけばいいんなら、こんなんでいいと思います。

写真上は「目立用ヤスリ」ってヤツです。断面が平べったいひし形になっています。1,2弦の溝を削ったり、または、まるっきり新しく溝を切る場合には1~6弦の溝位置のしるしをつける時にも使います。

写真下は、丸棒のヤスリで、先が尖がっていて一番太い所で3mmぐらいです。これで3~6弦の溝を削れます。

ちなみに、主なゲージと太さは、こんな感じです。↓(メーカーにより多少異なります)

アコギ弦LIGHT GAUGEMEDIUM GAUGE
stringinmminmm
10.0120.300.0130.33
20.0160.410.0170.43
30.0240.610.0260.66
40.0320.810.0350.89
50.0421.070.0451.14
60.0531.350.0561.42

エレキ弦0.009 ~セット0.010 ~セット
stringinmminmm
10.0090.230.0100.25
20.0110.280.0130.33
30.0160.410.0170.43
40.0240.610.0260.66
50.0320.810.0360.91
60.0421.070.0461.17

皆さんには、どーでもいいことですが…。
フェンダー・スケールのエレキには、僕は上の表に書いたようなサイズの「一般的な0.009 ~のセット弦」ではなく
「1~3弦は0.009 ~の太さで、4~6弦は0.010 ~の太さのセット弦」を使っています。
なお、ギブソン・スケールのエレキには「0.010 ~のセット弦」を使っています。

クリックで換算(6弦分一括換算はコチラで)

これからすると、丸棒のヤスリは2mmぐらいの物がよかったのですが、ちょっと僕は探せませんでした。

値段は、どちらもホームセンターなどで、1本700円ぐらいで売ってます。
興味があったらトライしてみてはいかがでしょうか?もちろん、自己責任で(笑)。

ここで、僕が知っているポイントをひとつ。

弦溝は指板面と平行ではなくて、ヘッド側をより深く削って、ヘッド側が下がるように削ります(※)。
でないと、音のビビリなどの原因になります。

まぁ、ビビったら試してみて下さい。

※「ヘッドの角度(面)と平行かあるいはそれ以上に切るように」という方もいますが、ビビリをなくす為だけの目的ならば、そんなに削らなくてもいいような気がします。



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