2台で合わせて弾こうと思ってる方の参考になれば…。
2台で弾く時、普通、まったく同じ演奏はしません。んじゃ、どうするかというと…。
大きく分けると次の2点でしょうか。2点といっても、大抵両方を混合することが多いと思いますが。
①奏法を変える。
②ポジションを変える。
①について:
奏法には、4フィンガー,3フィンガー,コードストローク,リードなどがありますが、それぞれ違う奏法にする。
ただ奏法の雰囲気が大きく異なると、なかなか合わせづらそうですけどね。
なので、同じ奏法でもパターンを変える、というのがよく使われますかね。(アクセント位置を変えたり、多用する弦を変えたり、…)
②について:
同じコードでもロー・コードとハイ・コードがあるので、1台はロー・コード、もう1台はハイ・コードを使うとかに分ける。
例えば、Amなら、
ロー・コード | ハイ・コード | |
んで、あとよく使われるのが、カポタスト。そんで、カポの話となると必ず出てくるのが、「Key」と「Capo」と「Play」という言葉。
「Key」…曲の中心となるコード。(実際の音)
「Capo」…カポを付けるフレット番号。
「Play」…押さえるコード・フォーム。
※例
Key:F Capo:1 Play:E
(曲の中心となる実際のコードはFコードだが、カポを1フレットに付けると半音上がるので、押さえるコード・フォームは半音下のコード(Eコード)になる。)
ここで、表を載せてみるん。↓
作り方は、よく使われるPlayのコードを左に書き出して、カポを0~9に付けた時に実際の音(Key)は何になるか、を書いたものです。
んで、これを見る時は縦に見ます。例えば、Key:Gの曲の場合、
「Capo:7 Play:C」と「Capo:5 Play:D」と「Capo:3 Play:E」と「Capo:0 Play:G」の組み合わせがとれます。
なので、2台で合わせるには、この中から2組を選びます。どれでもKey:Gで鳴ってくれますから。
ポジションがローとハイと広く分かれた方が効果的だとは思いますが、奏法とか曲調とかにもよるでしょうから、やはりセンスでしょうね。
そんで、この中から1台に「Capo:7 Play:C」を採用したとします。ところが、楽譜が「Capo:0 Play:G」だったら…。
そう、コードを読み替えなければなりません。
例えば、次のような曲の場合、
Capo:0 Play:G
| G / A7 | Bm / D | G / A7 | Bm |
とりあえず、G→Cになるのはわかりますが、あとは?…、イィーーーっ!めんどくさい!
つーわけで、そんな方の為にあるのが、「オクターブ・サイクル」。
すんません。
「オクターブ・サイクル」を説明するには絵が必要だとは思ったんですが、これがムズいっ!
円を書いてそれを12等分するのが難しくて…。(てか、フリーハンドかい!)
あ、いやいや、エクセルあたりで作ろうとしてみたんですが…。ま、結果、フリーハンドになってますが。(^^;
途中音名が書いてないところがありますが、#とか♭とかのトコなんで割愛いたしました。(単なる手抜き)
んで、話を元に戻しますが、上の例でCapo:7にするってことは、半音7ヶ分ずれるってことなので、反時計回りに目盛り7ヶ移動します。すると、G→C,A7→D7,Bm→Em,D→Gとなるのが分かりますね。
つまり…、
Capo:7 Play:C
| C / D7 | Em / G | C / D7 | Em |
このオクターブ・サイクルを厚紙かなんかで大小二つ作って、中心を画鋲かなんかで止めて、クルクル回るようにすると変換が一目瞭然になります。
絵が描けなかったので、一応デジタル・バージョン(?)を作ってみました。
使えそうなら、使ってみてけれ。→ オクターブ・サイクル (digital)